大丈夫、あなたが社長だ

現在、人手が足りないために採用活動を行っているわが社。

この前は求人情報サイトの担当者が来て、社長にいろいろインタビューしていました。

その募集ページが公開されたのですが、社長が自分のインタビューがどのように掲載されたかを知りたいらしく、
ソワソワしながら俺のところに来ました。


「ちょっとそのコンピューターでこの前のインタビューのやつ見れる?」


お安いご用です。と、社長を俺の席に座らせ、インタビューページを見せて


「このマウスの真ん中のやつを回せば下までスクロールして読めますから」


そう言って社長を残して電話応対などをし、再び席に戻ってくると
その後でいろいろマウスをいじくったらしく、どうやら先ほどと違うページを開いてしまったようで


「これはどうすればいいの?」

と、困り顔の社長。


肩越しに画面を見ると、でっかいアイコンで【この企業に応募する】の文字が。


いや、あなたは応募しなくていいんですよ。
自信をもって!