口論なのにニヤニヤしてしまう!

質屋はお金を借りに来るところなので、お店側からすると、やはり結構無理を言ってくるお客様もいらっしゃいます。

この前来店した常連さんも、型式の古いパソコンを相場以上の金額で預かってくれと交渉してきました。




「ダメですよ。もう値段的にはいっぱいですって!」

「そんなこと言わないでさ、貸してくれてもいいじゃない」

「無理ですって」

と、押し問答のボルテージがお互いに上がってきたとき、突然、お客さんの胸ポケットから萌えボイスが。




『電話ですよ♪お兄ちゃん♪』




「い…いいじゃない!今回だけなんとか頼むよ」

「この前もそういって金額アップしたじゃないですか!だいたい『電話ですよ♪お兄ちゃん♪』…だいたい、パソコンなんかは相場が下がるの早いんですって!」

「どうせすぐに持って帰る『電話ですよ♪お兄ちゃん♪』んだからいいじゃない!」

「そうは言っても『電話ですよ♪お兄ちゃん♪』ほんとに値段的にはいっぱいなんですって!」




ダメだちくしょう!もう電話に出てくれー!