ほんとにわからないときもあります
質屋の心得として、偽物を持ち込まれたときでも「これは偽物です」とお客様に伝えない、というのがあります。
例えばそれがプレゼントだったとしたら、
なんだよあいつ!偽物くれやがって!みたいなトラブルになることがあるので
それを避けるために、明らかな偽物でも
「うちではわからないですね」とか、「お取り扱いできないです」という応対をするのが基本です。
今日も、威勢のいい韓国人のおばさんが時計を持って来店しました。
「これはちょっとうちではわからないですねー」
というと、よほど本物である自信があったのか、喰ってかかってきました。
「ナンデワカラナイ!?タカシマヤデカッタヨ!」
「高島屋で買ったの?どこの?」
「ヨコハマヨ!」
「うーん…でもちょっとうちでは判断つかないんだよね。これは預かれないの」
「ウソイワナイヨ!ワタシ、チャントヨコハマヤデカッタヨ!」
落ち着いてよ。
横濱家って、ラーメン屋だよ。